イリュージョン

たまには本の話でも。

色んな本を読んできたけど、
この本は自分にとって特別な一冊
多分、今の自分を作る重要な要素になっているかとｗ
思春期に読んだからか、とても影響受けたと思う


作者はリチャード・バック。
「かもめのジョナサン」の著者と言えばわかりますか

確か中学生の頃
兄に「読んでみろ！」と無理矢理手渡されたのがこの本ｗ
兄のあまりのしつこさに負けて渋々読み始めたけど
今となっては兄に感謝ですな
冒頭部分がやや入り込みにくくて、
「これ、本当におもろいのか？」
って半信半疑だったけど、
気が付いたら目で追うのを止められなくなってた
ページをめくるたび、夢中になった
いつのまにか周囲の雑音は完全に消えて
自分の手の中にある薄い（本当に薄いｗ）文庫本のその小さな世界に
どっぷり浸かってしまってた
とても言葉に言い表せんな
読み終えた後の、夏の終わりにも似たあのなんともいえない気持ちは。


あの本を読んで、何が変わったというわけじゃないと思う
すでに同じような価値観は自分の中に育ちつつあったように思うし、
読まずとも遅かれ早かれ今の自分になっていた気はする
ただ、なんだろうｗ
自分の気持ちを上手くコントロールできなかったあの頃の自分にとっては
まるで教科書のような存在だったのかも。
自分の中に漠然とあった、説明しがたいものに
この本は明確な形で答えてくれたものだから
そのあと自分が生きていく上で大きな指針となったと思う



人生指南書？哲学書？宗教本？
どれでもあってどれでもないｗｗ
退屈している救世主の冒険
思春期に読んでほしい一冊です！